ベルセルク最新刊発売を記念して特別企画第2弾!フェムトをお送り致します。どこもいじっていない完全レビューとなっていますが、最後までご覧下さい。
闇の翼フェムトです。単行本でいったら13巻から登場です。多くの鷹の団の命を犠牲にして手にいれたグリフィスの転生した姿です。蝕のシーンはグロさ全開です。初めてみた時は気分が悪くなりました。回復するのに時間がかかった気がします。それほどの衝撃的な内容です。未見の方は覚悟してご覧下さい。
このフェムトのポージングは転生して間もないので自分にどれだけの能力があるのか探っている最中といった所です。ドクロの騎士が突如現れた際に無意識に手をかざした所、魔物たちがあっさりただの肉片になってしまいました。そのドクロの騎士は肉片にならずにガッツとキャスカを脱出させます。その際、このフェムトが手をかざせば肉片にする事も可能だったのですが、ガッツの姿を見て踏みとどまっています。グリフィスとしての意識が多少なりとも残っている事を匂わせています。
13巻の「脱出」の回の最後のセリフが印象的です。
闇の時が訪れる
邪が聖を
幻想が唯物を
怨念が希望を
憎悪が愛を
死者が生者を
あらゆる闇が光を凌駕する時代 そう・・・・日の光を月影が覆いかくすように
後の人はこの時代をこう呼ぶでしょう
暗黒時代と
作者の三浦先生は上記のセリフを見てもお分かりのように言葉のセンス、デザイン、キャラ、画力、想像力、ストーリーとどれをとってもレベルが高いです。蝕のシーンなんて思いついたとしても絵に落とし込めないですよ。これぞプロなのでしょう。ある意味、自分の命を削ってでも具現化したかったのかもしれせんね。このフェムトが誕生した事で魔王が揃った事になるのですが、揃った事でどんな事が起こるのか?謎のままです。願わくば最後まで三浦先生には執筆して欲しかったです。監修の森先生に頑張っていただきたいと思います。台座も秀逸です。多くの犠牲の上にフェムトが立っているという事を見事に現わしています。フェムトってよくよく考えたら単行本3巻から出ていますね。今読み返したのですがデザインはそのままです。その他の魔王もすでに確立していました。素晴らしいデザイン力です。最後にグリフィスとフェムトの共演をご覧ください。
この二体が並ぶと圧巻ですね。どちらもグリフィスなのですが、光と闇、聖と邪、陰と陽、と正反対に感じてしまいます。いいですね。うっとりします。やはりフェムトの活躍が本編でもっと見たいですね。どのような能力があるのかその全貌は明らかにされていません。
さて今回はここまでとなります。次回は待望のプラモデルが復活?の予定です。何がでてくるか?
お楽しみに(^_-)-☆