グレイズ ウェザリング後編をお届け致します。まずは現状をご覧ください。
迫力ありまくりですね。この状態だけでも半日はずっと見ていられますよ。ではどのようなプロセスで最終形態になったかウェザリング後半戦をご覧ください。赤矢印部分の所、左肩の大きな弾痕にタミヤウェザリングマスターのススをこすりつけています。ススをこすりつける前に穴の中心部を黒くしておくことがミソです。ススをつける事で銃でやられた雰囲気がよくでていますね。4Bの鉛筆で鈍い光を加えます。デザインナイフで削って指の腹でこすりつけます。ちょっと光具合が足りない気がしますね。最終的にはエナメルシルバーを乗せて光を足しているので鉛筆の面影はなくなっています。こういう方法があるという事を覚えておくだけでも損はないと思います。続いては・・・
ガンダムマーカーのリアルタッチグレー2をチョンチョンと塗ります。点を打つようにします。今となってはどこに使ったのか分からなくなりました・・・更に小さい点を打つようにスタンピングスポンジを使います。エナメルのフラットブラウンとブラックを混ぜて使用しました。エッジ部分に打つのが効果的です。キズを受けた内部に鈍い金属感を出します。上段のエナメル塗料を混ぜます。クリヤーブルーは少量です。黒い地の上に調色したシルバーを筆塗りすれば、あたかも金属でできた装甲が露出したような表現になります。これはだいぶ効果の高い方法だと思います。リアル感が相当ましていますね。続いては・・・ウェザリングペーストのマッドレッドです。足の泥汚れ表現にピッタリのアイテムです。使いすての筆で容器から取りソール部分にこすりつけます。あまりつけ過ぎないように注意が必要です。すぐ乾くので乾いたら専用薄め液でなでるように落とします。非常に使い勝手のいいアイテムです。
黄サビを追加した事でいいアクセントになったと思います。さてさて2回に渡ってお送りしたグレイズのウェザリングでしたが、いかがだったでしょうか?ここまでやってきてそれ程時間はかかっていない気がします。各社からウェザリングにあわせたアイテムが多数でている事が大きな気がします。あと先人モデラーの創意工夫のおかげでもあります。今回参考にさせていただいたのは、ホビージャパン2016年2月号の林哲平さんの作例とNOMOKEN3の野本憲一さんの作例です。ありがとうございます。皆様に感謝しつつ、よりよい作品を作っていきたいと思います。
ちょっとこのまま終わるのでは物足りないので、グレイズのウェザリング前の状態ですが、バルバトスとの対決シーンをご覧ください。
アニメ前半の盛り上がり部分を思い出しますね。両機体ともかっこよかったなぁ・・・せっかくなのでバルバトス単品もご覧ください。やっぱりバルバトスはかっこいいですね。ちなみにバルバトスの記事はコチラ▼です。
それでは次回もお楽しみに(^_-)-☆