2023年8月20日(日)本日も間違いなく暑いです。この日はラジオ番組のスカイロケットカンパニーが盆踊り大会をやっている日です。参加している人がうらやましい(( ノД`)シクシク…
ライブもフェスも花火大会も盆踊りも夏らしい事をまったくしていない・・・唯一夏らしいのは車窓から花火が見えた事ぐらいかなぁ・・・
この調子で日々が過ぎていく・・・・毎日、忙しい事は嬉しことだと言い聞かせて頑張っていきます。さてそんな今回は、るろうに剣心から相楽左之助です。突然のぶっこみで驚くかもしれませんが、左之助をお送り致します。まずは最新の状態からどうぞ!いい作りですよ。この左之助は!ではなぜ今、左之助なのか?それは間違いなくリメイクアニメのるろうに剣心を観ているからです。左之助の登場回を見てそういえば「るろうに剣心」シリーズのフィギュアがあったなぁと思い引っ張りだしてきました。なかなかいい作りをしているなぁと感心していたら、もっとあーしてこーすればよくなるなぁといつもの悪い癖が出てしまい手を動かしていました。またしてもガンダンクなど途中の作品が遠くに行ってしまうと思いつつ作業を本格的に開始しました。ここで元の状態をご覧ください。
元の状態でも悪くはありません。表情などもしっかり作り込まれていますしスタイルも左之助の特徴である長身瘦躯を見事に現わしていると思います。あとは大量生産品特有の部分を処理すればかなりよくなるはず。楽勝でしょう!と、この時は思っていました。
このるろうに剣心シリーズに限らず、手直ししたいフィギュアが多数あるので何とかプロセスを確立したいと思っています。少しでも皆様の参考になれば幸いです。
まず初めにとりかかったのが、表面が多少、ベタベタしたのを何とかしたいと思い新品の歯ブラシに中性洗剤をつけて水で軽くゴシゴシしました。このべたつきは可塑剤が表面に出て来た物であるとどこかで読みました。ぬるま湯では更に可塑剤が浮いてくるので水で流す方がよいそうです。
ちなみに可塑剤とは・・・・可塑剤は、ポリ塩化ビニルをはじめとする各種樹脂に添加することにより、樹脂のみでは実現できない柔軟性などの優れた特性を付与します。
という事でフィギュアの柔軟性には欠かせないもののようです。乾燥後、瞬着でパーツを組んでみました。上記、赤矢印のように分割線が見えてしまいます。これでは興ざめですね。そこでポリエステルパテやエポキシパテなどを使用しスキマを埋めました。分割線だけでなく上記のように上着と胴体の間にもスキマが出来ていました。こういった所を埋めるだけでも完成度がグッと上がりますね。続いてとりかかったのが、肌塗装です。
上半身や腕などに薄茶色を筆塗りしています。エポキシパテで埋めた部分も同じように塗って一体感をだしています。また腕などにあったパーティングラインはデザインナイフでカンナ削りをしています。
やる順番としては早いのですが、思いついたので即実行です。さらしで巻いた部分に薄紫を入れています。このムラサキで男の色気を出してみました。濃くなりすぎないようにするのがミソです。続いては顔です。左が元の状態で右が修正後です。修正後の方がグッとしまって立体感が出ていますね。使用塗料は顔はエネメルブラウン、髪の毛はエナメルのライトグレイを使用しています。分割線を紙ヤスリで整えた後、エアーブラシにて軍艦色を薄く塗っています。影色になるように塗っています。やはりエアーブラシでぬるとキレイに塗れますね。筆塗りではこうはいきません。軍艦色を塗った後でも表面の粗さが気になったのでポリパテを盛ってならしています。ポリパテも少量なので問題ないとは思いますが、この上から即、塗装をしてみました。特に問題はなさそうです。軍艦色の上はグランプホワイトをエアーブラシしています。基本色の白だと白過ぎるのでクリーム色に近いグランプリホワイトにしました。肌の影部分をマホガニーで筆塗りしています。後はエナメルのブラックで服のシワなどにスミ入れをしています。ここで一応塗装は終了です。この後にツヤのコントロールで自家製のトップコートをエアーブラシしています。グフやザクなどにも使用した物です。これにて完成!今、出来る事は以上なのですが、もっと効率よくとかキレイに仕上げられるとか、リアルな見せ方、色の置き方など向上していきたいと思います。どうぞ皆様お付き合いください。
今回はここまでとなります。次回もう一回だで左之助やります。
お楽しみに(^_-)-☆