メイレスケンブ最終回、塗装編をお送り致します。本当にサクッと終わらせるつもりだったのが意外に長期戦になってしまいました。さていきましょう！
オリジナルは全身白で赤がポイントで入っています。この組み合わせは、見飽きたので別の色にしようと思っていました。このケンブに合う他の色となるとやはり青かと思いました。ポイントでオレンジイエローを使用しています。最終的には青部分の割合を少なめにして黒と青のツートンカラーとなりました。これはこれで正解だと思っています。それでは塗装手順とカラーレピシといきましょう。
まずはサーフェイサーです。エアーブラシを使用しています。このサフも2回程、吹いています。一回目で処理の甘い所を発見し、表面処理のやり直しをしてパーツ精度を上げます。実際の色を乗せる作業はアッという間に終わるのですが、そこまでの道のりがしんどいものです。ここも塗装の時間と割り切って作業しないと心が折れます。
サフの次は影色の黒です。ナスカのフロストマットブラックを使用しています。いい色ですね。
黒のあと2000番でヤスリ掛けをしています。やらなくてもいいのにね。
鬼のマスキング作業！
黒の次は今回の実験の意味も込めて、白を吹いています。なぜこの白を塗ったかというとブラック＆ホワイト技法のマネ事です。上部の光のあたる部分を明るくし、下部は黒を生かすという技法です。この説明であっているかは不安でありますが・・・ 結果はよく見れば違いが分かるといった感じです。小スケールだから効果がイマイチなのかもしれません。次回への教訓とします。因みにマスキング作業もしっかり時間を取った方がいいです。これも塗装の時間と割り切って行いましょう。色を塗る事だけが塗装ではありません。一連の作業が全て塗装作業です。そしてその一つ一つが完成度の高い作品につながります。常に高みを目指していきましょう。
やっと本体塗装です。青はタミヤのレーシングブルーとダグラム用のコバルトブルーを混色しています。いい色が出せたと思います。
確かにマスキング作業は大変なのですが、取った時の快感が好きです。太もも部分の黒と青のツートンカラーが好きな部分です。
丁寧に表面処理をしているので、塗装面がキレイですね。（誰もほめてくれないので自画自賛です。）
次にオレンジイエロー部分です。単なるイエローだと軽すぎるし、オレンジだと濃すぎると思ったので混色して塗装しました。キアライエローとクリアーオレンジです。塗装した後、合わせてみたら上の写真のようになってしまいました。なんか違う・・・作業を中断して色々考えました。まったく違う色にするか？黒やグレーにするか？最終的にはエッジに黒を残し気味にしてオレンジイエローを吹いています。土壇場での試行錯誤です。これも塗装の醍醐味ですね。さてここまでくれば、最終コーナーを回ったようなものです。
ポイントポイントにエナメル塗料を乗せていきます。フラットレッドがだいぶいい仕事をしていると思いますがどうでしょうか？ 
チタンシルバーはトップコート後に塗っています。
手持ちのデカールを貼ってトップコートを吹きます。これはいつもの自家製品です。ガンダムやグフで使用したものです。
▲眼が光っているように見えますが、塗装としては、本体の青を塗った後にエナメルの白、エナメルクリヤーグリーン、エナメル白、トップコート後に再度、エナメルクリヤーグリーンと多重塗装をしています。光の加減でも眼が光るというのはポイント高いですね。
完成！ こういった塗装工程を見てから、改めてケンブを見るとまた違った見方になりませんか？一つ一つの丁寧な作業が結実した結果だと思います。
ハンドガンは元々シルバーが塗ってあったので、マスキングをして黒（フロストマットブラックとセミグロスブラック混色）を塗っています。
アサルトナイフはすでに塗装済みでした。このケンブにピッタリだったのが助かりました。
ベースはバルキリーで作成したものの流用です。よく見るとバルキリーの足跡が見えます。以上で塗装編終了です。最後までご覧いただきありがとうございました。
次回作もお楽しみに(^_-)-☆
ロケットランチャーの上部の赤はMAX渡辺大先生のマネです。
オマケの名言
誰しも人生の中では、必ず一定量の悲しみ、苦しみが用意されている。しかし、楽しい事や喜びは自分自身でいくつも作る事ができる。
（マンボウやしろ）